よくある質問

金型について


金型とはなんですか

たい焼き器やたこ焼き器のように、同じかたちのものを大量に作るためのものです。
型を用いることにより、たくさんのものをひとつひとつ作るよりも低コストで効率的に製造できます。
射出成形の場合、金型に溶融した樹脂(プラスチックのペレットを溶かしたもの)を流して固めて取り出す工法によって、寸法を安定させて量産することができます。


金型に用いるアルミと鋼材の違いはなんですか

アルミは良好な機械加工性(加工のし易さ)が特徴で、硬度の高い鋼材よりも加工時間の短縮が図れます。鋼材はアルミに比べて硬度、耐磨耗性が高いため、長期間の使用・大量生産向けといえます。弊社では生涯成形数量や用途に応じてアルミと鋼材を選定して金型を製作しています。


簡易金型の利点はなんですか

型材にアルミを使用したり、できるだけ簡易的な金型構造にすることで、量産金型に比べて納期の短縮を図りやすくなっています。
詳しくは簡易金型のページをご覧ください。


カセット金型(交換ダイセット)の利点はなんですか

モールドベースを弊社内で規格化し、共用しているので、モールドベース分の費用と製作期間がかかりません。
半面、成形をする際には金型を組み替える必要があるため、専用金型よりも成形費用がかかります。
詳しくは交換ダイセットのページをご覧ください。


金型の改造をすることはできますか

改造内容にもよりますので、ご相談ください。数多くの試作金型製作に携わってきた実績があります。
もし、金型改造が予想される箇所が起工時にわかっておりましたら、改造を前提とした金型設計を行います。


金型の保管はお願いできますか

弊社で製作した金型は、ご希望に応じて保管を承っております。
金型の保管費用に関しては、金型の大きさ、成形実績などにより異なりますので、金型起工時に営業担当にお問い合わせください。


小ロットで生涯生産数が少ないので金型費用を抑えられませんか

生涯生産数量が少ない場合は、カセット金型(交換ダイセット)を推奨しています。
カセット金型(交換ダイセット)は、金型の機構として共用できる部分は弊社で規格化し共用し、製品に関わる部分のみ製作して成形いたします。製作部品を減らすことで、工期短縮、コストの削減、金型保管費用の削減が可能です。制約条件として、金型の外部への持ち出しができません。


アルミ金型と調質鋼での金型製作どちらが良いか分からないのですが

弊社はアルミ金型の製作ノウハウに加えて、NAK、HPMなどのHRC40前後の調質鋼やSKD61の焼入れ鋼材での金型製作技術があるため、製品の形状、材質および生涯生産見込み量に応じて、使用する金型の材質を決めております。
製品製造に関わるご希望をうかがった上で、最適な金型材質を選定いたします。


アルミ型は何ショットぐらい成形できますか

実績では1,000ショットで金型が機能しなくなった、逆に100,000ショット成形してもほとんど損傷が見られなかったケースがあります。
1,000ショット程度で金型としての機能が失われるのは、複雑な形状や超エンプラと呼ばれる樹脂を使用し、高温条件下で連続成形する事などが原因であると考えられます。
100,000ショット成形できた金型は機構自体も簡易的であり、成形材料も汎用樹脂と呼ばれる比較的低い温度で成形できるPPで成形していたためです。
このように、製品の形状と使用する樹脂によってアルミ金型の耐久度は大きく異なります。


アルミ金型にシボはかけられますか

アルミ金型にシボをかけられます。
製作事例の中でも、World ClockやNice To Meet You Card Case、BOCCOなどにシボ加工をかけています。


アルミ金型を磨くことはできますか

アルミ金型でも、ABS樹脂の成形品に艶が出るよう磨くことができます。
製作事例のRAPIROは、白いABS樹脂の艶を出すよう磨いています。


 

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成形について

成形方法は何ですか

弊社では、熱可塑性樹脂の射出成形を行っております。


どのような成形材料を扱っていますか

熱可塑性の樹脂でPP、PEなどの汎用樹脂やABS、POM、PC、PA、PBT、PPSなどのエンジニアリングプラスチックが成形可能です。ガラス入りの成形材料も、含有量30%程度まででしたら、一部取扱いできるものがございます。
ただし、溶解温度が400度を超えるものや、PVC、テフロンなどの排風設備が必要なガスや腐食性のガスがでる恐れのあるものなどは取り扱っておりません。


どの程度の製品サイズまで製作可能ですか

およそA4サイズ×厚さ60mm内におさまるものであれば製作できます。
弊社所有の成形機は
横型 80ton TOYO Ti-80H
横型 230ton TOYO Si-230V-H3700
竪型 40ton JSW JT40 AD-110V
がございます。
成形可能な大きさや、カセット金型での対応可否については、製品の形状や金型の構造などによって異なります。
詳しくは製品に関する資料をご用意の上、お問合せフォーム、お電話などでお問合せください。


成形数量は何個から注文できますか

弊社は小ロット成形を得意としており成形数1個のご注文からお受けいたします。
小ロット成形の依頼で多い数量帯は100個~1000個になります。


成形材料の調達もお願いできますか

調達可能な材料、不可能な材料がありますのでご相談ください。
最小ロット数やグレード、物性などの調達制限で、弊社での調達が不可能な場合は、お客様からの材料支給をお願いする場合がございます。


インサート成形は可能ですか

インサートする物品によりますが、可能です。横型成形機 230t 80t、竪型成形機 40t にてインサート成形を行っています。小さめの製品は特にインサート成形をやりやすい環境を整えています。


成形品の後加工をお願いできますか

後加工内容によりますので、ご相談ください。穴あけ、接着、圧入、ポッティングなどの実績があります。
印刷や塗装などは、協力会社に依頼をいたします。


透明な成形品の製作はできますか

少々の黒点を許容していただけましたら、透明な成形品を製作することができます。弊社では様々な材料を使用して成形を行っているため、黒点が出やすい環境です。


金型製作後のトライ成形で、立会成形はできますか

金型製作後のトライ成形には、ご希望に応じてお客様が成形の場に立会う立会成形を実施いたします。立会成形は事前準備と成形の工程調整がありますので、事前に調整させていただいております。


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お取引について

注文の際の取引条件を教えてください

原則として検収後1か月以内に「現金(銀行振込)でのお支払い」をお願いしています。
ただし、金額の大きい金型製作の場合や初めてのお取引の際には、分割支払として「契約時50%、金型検収時50%」をお願いすることがあります。
詳細は、ご注文時に協議の上決定させていただいております。


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